【株デイトレ】大損を防ぐ瞑想術~イライラしないメンタルを作る~

株のデイトレードで大きく負ける原因のナンバーワンは、メンタル崩壊により滅茶苦茶なトレードをしてしまうことだと私は思っています。

損切を先延ばしにしたり損切できずにポジションを持ち越してしまったり、ナンピンを繰り返して気づけば引けないロットにポジションが膨らんだ状態で急落を食らったり、あるいは普段やらないようなエントリーを繰り返してひたすら損切を積み重ねるなどなど…これらは正常なメンタルを保つことができずいわゆる精神が暴走状態に陥ってしまった時に起こりやすい事象であると思います。






瞑想で崩れにくいメンタルを作る

「負けを早く取り返したい」などの焦りや「イライラする・むしゃくしゃする」といった怒りの感情のコントロールは瞑想を行うことで劇的に改善することができます。

瞑想は基本的に何も考えず頭を空っぽにする状態を作り出すトレーニングであり、瞑想を極めることができれば気持ちの切り替えを素早く行うことができるようになります。

また集中力も鍛えることができるので、瞬間的な判断が重要になってくるデイトレードで大きく活かすことができます。

瞑想は日常生活の隙間時間で行う

実行する瞑想は一般的なもので構いません。

座禅を組み目を瞑り、無心の状態で鼻から空気を吸い込み口から長い時間かけて息を吐き出します。基本はこの繰り返しです。

一日のどのタイミングで瞑想を行うかについてですが、よく言われるのが朝起きた直後と寝る前に3分~5分ほど行うというものです。

これを毎日実行できる人はこれで問題ないのですが、数分間という短い時間とはいえ瞑想の時間を単独で設けて毎日実行するのは意外としんどいものです。

なので、私は日常の隙間時間で簡易的に瞑想を実行するようにしています。

例えば、食べ物を電子レンジで温めている待ち時間を有効利用するなどですね。

このように日常の中の空き時間を有効利用することで継続がしやすくなります。

「何も考えない」の難易度はかなり高い

瞑想の説明の中で「何も考えず」とサラッと説明しましたが、この何も考えず頭を空っぽにする状態を作り出すことは難易度が非常に高いです。

無心を心がけてもついつい無意識のうちに頭の中に色々な思考や過去の出来事などの映像が流れ込んできてしまうものです。






頭を空っぽにするコツ

瞑想時に頭を空白にするためのコツは、日常生活の何気ない所作の中で培うことができます。

それは、日常生活の行動や所作に集中してそれに伴う感覚に意識を集中させるというものです。

具体的例をいくつか出します。

例えば道路を歩いている時、足の裏が地面に接地する際の感触に神経を集中させます。

かかとが地面についてからつま先が地面に着く、それの感触を左右の足で交互に感じていきます。

食事をする際は、食べ物が口に入れられてどこの歯で咀嚼されるのか、舌の上で転がした時の触感はどのような感じか、口に食材を入れてから鼻に向ける風味はどのような感じなのか、などなどひとつひとつの感覚に意識を集中させていきます。

このように日常生活の何気ない行動の中で意識を感覚に集中させることができれば瞑想時に無心の状態が作りやすくなります。

瞑想時は呼吸に意識を集中させればよいのです。

私はこれを2年間ほど継続して実行している甲斐あってか昔よりも無心の状態を作り出しやすくなりました。

ただそれでもまだまだ未熟者なので、シャワーを浴びている時などふと考え事が頭をよぎってしまうことはよくあります。

そういう時は意識を所作に伴う感覚に集中させるのです。

シャワーの流れる音はどんな感じか、石鹸の匂いのどのように感じるのか、頭を洗っている時の頭皮の感覚はどんな感じかなどに意識を向かわせるのです。

ふとした時に頭をよぎる考え事というのは色々あるかと思いますが、ネガティブなものなら過去にあった嫌な経験、現状抱えている不平不満、将来への悩みなどがついつい頭の中に浮かんでくるものとして挙げられます。

これらは大抵は考えても仕方がないことであることが多く、これがいわゆる煩悩の一種と言えます。

煩悩を完全に消し去ることは困難かもしれませんが、少しでも軽減させることができれば心の平穏を保つことができ、それは必ずトレードにも活きてくるはずです。

「もう、怒らない」

実は上記で紹介した瞑想方法については、住職である小池 龍之介氏の著書「もう、怒らない」で紹介されていたものを参考にしています。

数年前にこの本と出会い感銘を受けて著書の内容を実行しているというわけです。

著書の中には「無心」のコツとして他にも「煩悩が浮かんできてしまった時にはそれを第三者の視点で客観的に観測してそのまま身をゆだねる」というものがあります。

「あぁ今自分はこんなことを考えているんだぁ~」と客観的に第三者視点で観測して次々に頭に流れてくる映像をリラックスしてみていくのです。

この他にも、仏道の観点から心を安定させるためのノウハウや考えがこの1冊の中に詰まっているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。