午前9時00分ちょうどに寄る銘柄の条件を知る
寄り凸を狙う場合、どこの価格帯で寄ればすぐさま寄り付くのかを知識として知っておくことが重要になります。
言い換えれば、どこの価格帯を超えれば特買い(特売り)で始まるかを把握するということにもなります。
寄り凸では寄前の気配値を参考に始値を追うわけですが、寄り直前で気配が急変する銘柄はよくあるため、事前に頭で整理していないと突然寄った銘柄などに対処できずに慌ててしまうことになります。
どのような気配推移をすれば午前9時ちょうどに寄るのかという寄りの条件については必ず知っておきましょう。
前日終値と寄前気配を確認する
即時に売買が成立するのかそれとも特別気配で始まるかどうかの判断は、JPXのサイトに掲載されている「特別気配の更新値幅」の表を頭に入れておく必要があります。
特別気配の更新値幅
表でそれぞれ対応している基準価格の値幅内に気配が収まれば、特別気配にならずに即時寄り付くことになります。
午前9時00分の寄り付きに焦点を当てた場合、基準となる価格は前日終値となります。
分かりづらいと思うので具体例を出しましょう。
前日終値が1000円の銘柄の場合、1000円~1499円以下ということで表で言うと1500円未満に該当するため、更新値幅は上下30円ということになります。
つまり、午前9時00分の気配値が970円~1030円の間に収まれば即寄りし、気配が969円以下 or 1031円以上であれば特別気配となり即寄りはしません。
特別気配の更新値幅の覚え方
更新値幅の覚え方については、単独で簡単な覚え方というのはありません。
気合で覚えましょう。
ただ制限値幅の知識があるのであれば、特別気配の更新値幅は制限値幅の10分の1の値となるので新たに暗記する必要はなくなります。
前場開幕直後の寄り凸を積極艇に狙うのであれば、特別気配の更新値幅についてはしっかりと頭に叩き込んでおきましょう。