決算やニュース・材料などの要因で、様々な銘柄が注目を集めては廃れていく…株式市場は日々目まぐるしく資金が動いています。
株の短期売買であるデイトレードをするならば、どこの銘柄に資金が集まっているのかをいち早く判断、もしくは予測して、敏感に対応する力が求められます。
マネーゲームの対象となっている通称マネゲ銘柄は毎日どこかしらに存在し、それが単体の銘柄なのか、もしくは業種などのセクターごとで連動している大掛かりなものなのか、それは様々です。
その中でも、とあるジャンルや共通点で盛り上がる「テーマ」は、関連する複数の銘柄を巻き込んで、デイトレーダーの戦場に変えてしまう大きなきっかけを与えます。
2023年の具体的な例を出すと、岸田首相が提唱した「異次元の少子化対策」を発端に、子育て・保育関連の銘柄が年初から盛り上がったり、スシローで高校生がいたずらして大炎上した「寿司ペロ事件」では、監視カメラ関連の銘柄に注目が集まりました。
日々生まれるテーマを自力で追うのはかなり大変
テーマは瞬間的に盛り上がる小さいものから、数日以上に渡って注目を集める大きなものまで多岐に渡ります。
これらはのテーマは、テレビなどのメディアや日経新聞などのニュースサイト、Twitterを中心としてSNSを駆使して見つけることができるかと思いますが、毎日これらをチェックするのはかなり大変です。
また、話題になりそうなテーマを見つけたとしても、初心者の方は関連銘柄を探し出すことだけでも一苦労するでしょう。
今回の記事では、そんな株のテーマを簡単に見つける方法として有益のサイトを紹介していこうと思います。
株探トップ特集
株探は、株式の銘柄検索サイトとして多くのトレーダーに利用されており、数多くのコンテンツが存在します。
多くコンテンツがある中、テーマを見つけたり探したりするのに便利なのが株探の特集記事である「株探トップ特集」です。
株探トップ特集では、毎回テーマを一つに絞って記事が構成されており、そのテーマと関連している銘柄がいくつか紹介されています。
株探トップ特集で取り上げられた銘柄が翌日に急騰することが多々あり、その注目度の高さが伺えます。
更新日は月・火・水・木・土曜日であり、1日に1記事が更新されます。
株式新聞
株式に特化したコンテンツが充実した株式新聞は、株探に並んで多くのトレーダーにとって有益の情報が網羅されています。
現在ではWebに絞ってサービスを展開している株式新聞ですが、テーマを見つけるのに最適な記事のタグについてを紹介していきます。
タグ:トップ記事
平日の月曜~金曜日の夕方頃に毎日一記事掲載されています。
株探のトップ特集同様、直近のニュースや社会情勢から注目されそうなテーマがピックアップされており、関連銘柄もいくつ紹介されています。
このトップ記事で紹介された銘柄が翌日ストップ高した例もあるので、しっかりと目を通しておきましょう。
タグ:ニュース
平日に毎日複数記事が掲載されています。
ニュースタグのついている記事の約半分がテーマを扱った記事になります。
トップ記事のコンテンツよりも重要性は下がりますが、余裕があればチェックしておくと良いでしょう。
タグ:きょうの材料と有力銘柄
平日の朝8時30分過ぎくらい記事が掲載されます。
記事の掲載頻度は不定期で、毎日記事が掲載されるとは限りませんが、記事が掲載されている時は必ず目を通しましょう。
前日起きた重要なニュースや注目された出来事、今朝発表された速報ニュースなどに即したテーマが紹介されています。
寄り直前ということもあり、デイトレーダーの注目度が非常に高いコンテンツとなっています。
毎日ニュースをチェックしていたとしても、意外とテーマの取りこぼしや見落としはあるものなので、それを防止する上でも必見です。
株式新聞を無料で読む方法
株のテーマを探すのに有益な情報が満載の株式新聞ですが、大きな欠点があります。
それは、有料コンテンツが多いことです。
トップ記事やきょうの材料と有力銘柄などの記事は有料コンテンツなどで、月額料金を払わないとコンテンツを閲覧することができません。
しかし、そんな有料記事をタダで購読する方法が存在します。
詳しくは
デイトレに必須の「株式新聞Web」を無料で購読する方法
を参照ください。
まとめ
株探トップ特集や株式新聞のコンテンツは株のテーマを調べるのにとても適しています。
特に時価総額が低い銘柄は、値動きが軽いことから寄りから激しいマネーゲームになることがよくあります。気になる銘柄がある場合、寄り前の気配からチェックしておきましょう。
記事で紹介されている銘柄に毎回資金が集まるとは限りませんが、記事で紹介されている銘柄をテーマごとに整理しておけば、別の機会にそのテーマが注目された場合にきっと役に立つことでしょう。
株のデイトレードで大事なのは、事前の準備だと思っています。
今回紹介したサイトを上手く活用して、来たるべきチャンスに備えておきましょう。