同一セクターの同業種銘柄は類似的なチャートを描くことはよく知られていると思う。

今日監視してた海運株でもこの特性を確認することができた。

商船三井が急落を見せると、ほどなくして日本郵船、川崎汽船も下落し、川崎汽船が上昇すると、他の2社も上昇する、といった感じだ。


この特性は、うまく使えば先行指標のように一瞬先の未来を垣間見ることができるかもしれない。


ただ、先行指標のなりうる軸の銘柄がどれになるかは場面場面で変わりうる。


今日の海運株を例にしても、商船三井が先行的な動きを見せていたと思えば、次は日本郵船、次は川崎汽船と、先行指標の主導権は瞬時に移動する。


なかなか一筋縄ではいかない。いかないが、これは使える。


特に今日感じたのが、ポジションを持った後、どこで逃げるべきなのか、利確するべきなのかといった判断材料には有効であるということだ。


握っている銘柄が先行的な動きをした場合はどうしようもないが、主導権が別銘柄にある場合、これは先見を見通す魔眼になりえる。


今後、ポジションをもった後は、その銘柄の動きだけではなく、同業種の銘柄や同じテーマの銘柄の動きも逐一監視することにしよう。