気配値の操作が目的で売買の意思がない見せ板をザラ場で見破る方法についてを解説していきます。
見せ板は禁止されているが…
見せ板は禁止されている犯罪行為ですが、実際は毎日様々な銘柄至る所で見かけます。
完全に取り締まることができない性質上、自分の身は自分で守るしかありません。
うっかり見せ板につられて高値を買われてしまったということがないよう気を付けましょう。
板の件数で見せ板かどうかを判別する
フル板には件数表示というものがあります。
買件数は買い注文が何件入っているか、売件数は売りの注文が何件入っているかということです。
例を出すと、1000円の買い板に12000株が30件と表示されている場合、合計で30人から12000株の注文が出されているということになります。
発注数量が大きくかつ件数が少ない場合は見せ板を疑ったほうが良いでしょう。
例えば買い板の発注数量30000株で買件数1件などの場合などが疑わしき事例として該当するかと思います。
たった1人の意向で30000株が一瞬で取り消される可能性があるということです。
逆に、買い板の発注数量30000株で買件数150件くらいある場合、1件あたり平均200株の数量となるので少し極端な例ですが見せ板ではないと判断することができます。
薄板銘柄では特に警戒しよう
板が薄い銘柄ではアルゴなどが頻繫に見せ板を出しまくって上下にハチャメチャな動きを誘発することが日常茶飯事なので特に注意しましょう。
例えば買い数量10800株で買件数が3件などの場合、数量の振り分けは400株・400株・10000株などと推測することができます。
もう一つ例をあげると、買い数量10000株で買件数が10件くらいあったりすると、1件あたり平均1000株の発注数量なのですが、実際は偏りがあることがほとんどで、9件で3000株1件で7000株のように偏っている可能性がほとんどです。
ですので10000株の買い板が入っているとしても瞬時に7000株ほどが取り消される可能性があるということを想定しつつ警戒しながらトレードすると良いでしょう。
件数が確認できるおすすめフル板発注ツール
私が普段トレードで使用していて胸を張っておすすめできるフル板発注ツールについては以下の記事で紹介しているのでぜひご覧になってください。
株のデイトレ必須!フル板発注が利用できるおすすめトレーディングツールを紹介