今回は株のデイトレをする上で重要な節目の数字割れについて触れていきます。
キリの良い数字の株価割れは多くのトレーダーが意識
株式の板の注文を見ていると、1200円や1300円など100円ごとのキリの良い数字に多くの注文が入っていることがわかるかと思います。
このような節目の数字というのは自然とトレーダーたちが意識するポイントなため、この水準を割り込む節目割れは株価が上下に動きやすく短い時間軸で勝負しているデイトレーダーやスキャルパーなら見逃してはならない重要なトレード機会と言えます。
直近で材料が出ていたり盛り上がっていた銘柄が少し垂れてきた時、つまり最初の押し目である初押し時はしっかりと見ておきましょう。
低位株なら50円 値がさ株なら1000円
節目の数字というのは株価の価格帯によって変わっていきます。
株価の低い低位株なら50円や150円などの50円ごとの数字も節目となりますし、株価の高い値がさ株なら6000円や7000円などの1000円ごとの数字が節目となります。
桁替えである1000円や10000円は大きな節目
株価の桁数が変わる境界線である1000円や10000円といった価格帯は節目の中でもさらに注目度が高い数字となります。
株価の見た目の変化もそうですが、ストップ高やストップ安の基準となる制限値幅が変わってくるポイントでもあるため終値によっては翌日以降の動きにも影響を与えていきます。
普通の節目よりもさらに注目度があがるため見逃さないようにしましょう。
呼び値の変わる3000円・5000円にも注目
3000円と5000円はただの1000刻みの数字というだけでなく、板の呼び値が変わる分岐点でもあり大きな意味を持っています。
3000円は呼び値が1円刻みから5円刻みに変わる境であり、5000円からは呼び値が5円刻みから10円刻みに変わります。
桁替えの節目同様に大きな節目の一つと言えます。
初押しの節目割れに最注目
節目割れを狙えと言いましたが、冒頭でも少し触れた通り重要なのは最初の押し目である初押しの節目割れです。
ザラ場につけた最初の節目割れだったり、数日~数週間ぶりの節目割れというのは特別な売り圧がない限りは一時的にリバウンドする可能性が高いポイントです。
銘柄を監視する上で高値ばかりを追うのではなく、少し垂れてきて勢いが弱まってきた銘柄にも目を向けてあげるとトレードの幅が広がってくると思うのでぜひとも意識しておきましょう。