板読みはやっぱり必要だった

去年のこの時期、俺は板読みを諦めた。

ひーこさんみたいに板読みで利益を積み上げてやろうと意気込んだ昨年は散々たる結果で、自分にはこのやり方メインでは資金を市場に吐き出す一方だということが身をもって理解した。

そして今年に入り、小型株の開示やプレスリリースなどを事前に調べて寄りからトレードするやり方にシフトしていったのだが、結局のところエントリーのタイミングをはかる上で板読みは必要になるということを理解した。

小型をやるならテクニカルより板読み

チャートやテクニカル指標を使ったやり方は動きのある中型・大型株では機能するかもしれないけど、値が軽い小型株は断然板を監視していた方が適切に売買タイミングをつかむことができると思う。

小型のチャート、特に日中足なんかは形が汚いものが多いイメージがあるからね。

特に寄り直後の出来高が多いところを取るためには板の雰囲気を敏感に感じ取る能力は大事だと感じている。






板のやる気を感じ取る

去年までの板読みは、目に見えている一部分の変化や反応を重視して見ていた。

「板の形がこうなったら反発しやすい、こういう動きをしたら上に動きやすい」など何かと型に無理やり当てはめようとしていた。

ただ実際にはそう単純なものではなく、もっと板全体を見まわして動きの雰囲気や買いのやる気をなんとなく感じ取る力が必要なのだ。

目立つ厚板の動向にはもちろん注目するがそれだけでない。

上にある売り板の入り具合、最良気配付近での板の動き、違和感のある売り圧、アルゴ的な動きの観測などなど…。

結局大事なのは総合力

結局は材料を地道に調べるだけでは足りなくて、板などを見てトレードのタイミングを見極めなくてはならない。

さきほど小型はチャートをあまり重視しないとは言ったが、日足の位置を把握することは無茶苦茶大事だし、前日終値からのGUやGDの把握はチャートを見た方がわかりやすいのでチャートはもちろん確認する。

窓埋めの意識をする上でもチャートの方がわかりやすい。

世間のニュースからテーマ株となりそうな銘柄を連想する銘柄の知識、連動しそうな銘柄を先回りして監視しておく俊敏性なども大切な能力だと思う。

結局はどれに特化するでもなく、総合的にすべての能力が大事になってくるというのを存分に体感した1年だった。

これからもトレード能力のパラメータをコツコツバランスよく上げていけるように努力していきたい。