個別株をデイトレする上で警戒すべき条件や不安要素について自分なりにまとめてみた。

条件に該当する場合は「ロットを大きく張って勝負しない」「ナンピンしない」「インしても小ロットで深追いしない」「できるだけ寄り凸は控える」など、とにかく警戒していこうという感じ。

あくまでも銘柄単体の条件であって、全体の指数や地合いの話ではないので悪しからず。

薄板銘柄

軽い気持ちで寄り凸すると、小ロットでもそこそこやられる可能性があるので、警戒すべし。

薄板は出来高も少ない傾向にあるので、ダラダラと下げて逃げづらいパターンもよくある。

もちろん、材料の大きさやPST、当日の気配など様々な要素を総合的に判断して売買するかは決めるべきだけど、初心者はあまり手を出さない方が良いだろう。

好材料と悪材料が混合している銘柄

よくあるのが、「決算はよくなかったが、分割します」みたいなやつ。あと、増資とか。

PTSでめちゃめちゃ弱くて、当日の気配もあまり強くなかったりすれば普通にスルーできるけど、PTSと当日の気配に大きなギャップがあったりすると気になってしまうもの。

自分の直近の売買を例に出すと、新事業のための増資を行ったジェクシードが前日のPTS終値よりずいぶん安く当日寄り付いたので、「一度は上を試すだろう」とナンピンを絡めながら買いで寄りから攻めたら普通にやられた。

貸借銘柄

これも材料の大きさや当日の気配なので総合的に決めるべきことだけど、貸借は踏み上げが期待できる反面、思わぬ売り圧で寄りから上が思ったよりも重いという展開が結構ある。

値動きが激しくなりがちで、自分のような下手くそは荒い動きに翻弄されるので、あまり手を出さない方が良いと思う。少なくとも、ロットを大きく張って勝負は絶対にしない。

ただし、貸借でも売り禁の場合は除く。この辺りはしっかりとチェックすべし。

既出材料銘柄

過去にすでに出ている材料が時間差で掘り返されて注目されるパターンはよくある。寄り前だと幾分気配が高かったり、場中に出た材料だと一瞬上に跳んだりする。

ただ、まっさらな材料に比べるとどうしてもマイナス要素ではあるので、寄っても結局寄り天でしたというパターンになりがち。少なくとも、大きく勝負に出るべきではない。

時価総額が大きい銘柄

これも材料のインパクトや当日の地合いなどで総合的に判断すべきなんだろうけど、個人的な目安としては、時価総額が3桁億円以上は少し大きいかなという印象。

できれば時価総額は二桁億円以下が望ましい。

さらに、時価総額が大きければ貸借銘柄である傾向もあるので、不安な要素が重複しやすいという意味でも警戒すべき。

時価総額が低ければ、材料にも反応しやすく株価は上に跳びやすいのだが、その反面、板が薄かったり株価の反応速度が速くて早押し勝負がシビアにもなりがち。

こうやって見ると、デイトレもそう甘くはないと感じる。

当日に決算が控えている銘柄

これは結構盲点だったりするが、配慮すべき大事な要素。

半端な気持ちで決算をまたぐのはあまりにも怖すぎる。それがデイトレーダーならなおの事。

場中に材料が出て株価が上に振れたとしても、決算が今日控えていることがわかると、みな我に返り、それが売り圧となる。

連買いや特買いになった直後、ほどなくして連売りや特売りになったりと値動きは荒れがちになる。

買いで入るにしても小ロットでスキャに徹したり、場合によっては空売りの検討を考えてよいかもしれない。

ただ、時価総額が二桁億前半などかなり小さい銘柄だと、安易な空売りは危険だったりするので注意。

仕手株銘柄

最近だとトンピンさん絡みのアースインフィニティ、ヘリオステクノ、海帆あたりが暴落して投資界隈で大きな話題となっている。

こういったいわゆる仕手株は、ハイリスクハイリターンなので、半端な気持ちで触らない方が良い。一発退場のリスクが覚悟できているなら手を出しても良いと思うが。

自分のようなビビりは、トレードするにしてもスキャなどの瞬トレに徹したほうが良いと思う。

また、仕手が疑われる銘柄は寄り前の気配も常に疑ってかかるべき。どんなに気配が高くても、PTSで本尊が捌くための見せ板で気配が高い可能性もある。

気配が怪しいと感じた場合、寄り前のPTSの動向にも注意が必要。


というか、仕手株が疑われる銘柄は無理して触らないでいいと思う。

材料出尽くし銘柄

イベトリ銘柄のイベント当日は材料出尽くしによる下げを常に警戒すべし。

サプライズ要素がなければなおのこと。

当日GU気配だったとしても寄り天の可能性があるので、大きく勝負はするべきでない。

信用取引ができない銘柄

信用取引規制なので現物取引しかできない銘柄も、出来高が伸びにくく、途中で失速する可能性があるので警戒する。

自分のような超弱小資金の人の場合はなおのこと。

まとめ

デイトレは瞬発力が大事なので、場中に急に盛り上がりを見せた銘柄についてあれこれ条件を精査しながらエントリーするかどうか判断していたら乗り遅れてしまうこともあるだろう。

なので、とりあえずインしてみてから懸念材料があるかを調べて、該当条件がある場合にはロットを落としたり、場合によっては逃げたりと、柔軟な判断が要求される。

一方、寄り前の場合は、寄ってから慌てなくて済むよう事前に調べて寄り凸するかどうかを決めた方が良い。

寄り直後は注文に遅延があってすぐに逃げられなかったりもするので(マケスピ2など)、事前準備は大事だと思う。

やはり、朝は余裕をもって起床しなくてはいけない(結論)