デイトレードの事前準備として本日ストップ高銘柄の急騰理由を調べるかと思いますが、中にはストップ高の理由がわかりづらいケースもあります。
そういった場合、よくある思惑などの理由パターンについてをまとめました。
TOB思惑
場中決算銘柄によくあるのですが、決算予定時刻になっても決算が発表されない時などはTOBの思惑が働き株価が急騰することがあります。
親子上場している銘柄や大手が大株主などのバックについている銘柄はこのケースがよく見られるので覚えておくと良いでしょう。
急騰株の大株主になっている銘柄
急騰した銘柄(子会社)の株式を大量に保有している大株主の上場企業の株価も連れ高する場合があります。
いわゆる持株会社や親会社にあたる銘柄です。
具体例をあげると、GLOEというeスポーツ関連の事業をしている銘柄の株式をカヤックという会社が50%ほど保有しています。(2024年8月現在)
eスポーツ関連のニュースが出てGLOEがストップ高まで急騰すると、大株主であるカヤックにも恩恵があるためGLOEの後を追う形で株価が急騰してストップ高まで到達することが過去に何回もありました。
インフルエンサーの銘柄煽り
Xでフォロワー数の多いアカウントが特定の銘柄の買いを煽ることで株価が反応するケースがたまに見られます。
このような買い煽りは何かと批判的な意見を集めやすく、突然鍵アカになってしまうこともよくあります。
そのため、有名な株界隈のインフルエンサーアカウントは普段からフォローしておくと良いでしょう。
仕手株
特段材料もなく思惑も見つからないような銘柄の急騰やストップ高には仕手筋が絡んでいるケースがあります。
仕手筋は株価をコントロールしやすい低時価総額の銘柄を好む傾向にあるため、ストップ高の理由のわからない低時価総額銘柄が出現した場合は仕手の線を疑いましょう。
目安として時価総額30億円以下の小型株によく見られます。
需給による急騰
とくにストップ高する材料は見当たらないものの需給の関係で株価が急騰するケースもよくありますね。
令和のブラックマンデーが起きた2024年8月5日はストップ安銘柄が801個も出ましたが、翌日以降の株価のリバウンドでストップ高銘柄が連日に渡り一日で100個以上も出現する日が続きました。
Xで銘柄名を検索する習慣をつける
Xで銘柄名を検索すればたいてい情報は出てきます。
銘柄関連の動向でわからないことがあった場合、ぜひともXで調べる習慣をつけておきましょう。