朝の寄り付きを狙ってのトレードいわゆる寄り凸の利点や寄り凸が上手くなることで得られるメリットについてをまとめました。
寄り凸を極めることのメリット
利益効率が良い
東京市場が始まる寄り付きの時間は、一日の中でも出来高が最も多く、色々な思惑が交錯して値動きが大きくなります。
デイトレーダーにとっては値動きの大きさであるボラティリティは利益の根源であり、朝のボラティリティが期待できる時間帯にトレードすることは利益効率が良いと言えます。
朝から発生する上昇トレンドに上手く乗ることができれば、短期トレードとは言え大きな利益をあげることができます。
実績のある有名トレーダーも朝の寄りの時間帯に注力してトレードをおこなっています。
板読みの天才であるSGひーこさんは朝の時間帯に絞って大きな利益をあげられていますし、資産70億円以上の天才トレーダーテスタさんも、デイトレ時代にあげていた利益の大半は朝の時間帯だったと自身のブログの中で語っています。
時間効率が良い
実際にデイトレードをやっている人はわかると思いますが、ザラ場中は意外と暇な時間が多いものです。
その日の地合いや時期にもよるのですが、朝の30分だけ動きがあったがその後は値動きに乏しい時間が続くということもよくあり、後場にいたっては閑散としていて見ていて眠くなってしまうようなことも多いのが事実です。
トレーダーは待つのが仕事のうちであり、一日中張り付いていられる人はふっと舞い降りたチャンスをものにできることもありますが、皆が一日中デイトレードをできるわけではありません。
限られた時間帯の中でも朝の時間帯は格段にチャンスが多いので、この時間帯に絞ってトレードをおこなうことは時間効率の面でも非常に優秀であると言えます。
メンタル面の安定
寄り以外もトレードするトレーダーにとっては、スタートダッシュをしっかり決めることができればその後の取引が精神的にかなり楽になります。
寄り付きで得た利益を盾にして積極的に攻めることができるのはかなりの強みだと思います。
時には調子に乗って利益を減らすこともあるでしょうが、最悪トントンで終わることができるという状態の精神的な優位性は計り知れません。
寄り凸のデメリット
寄り付きの時間帯は値動きが激しいため、上昇の勢いが強い反面下げのスピードが速いのも特徴の一つです。
損切りの判断が遅れたり場合によってはしなかったりすると、大きなダメージを負いかねません。
また、寄り付きで出鼻をくじかれるとその後のトレードのリズムが悪くなりがちになります。
損失を取り返したいという気持ちが強すぎると、我慢すべきところで我慢できなかったり、すべてがチャンスに感じてしまい損失に損失を重ねる負のループに陥りがちになります。
寄り凸はある意味で諸刃の剣のような側面があるので、正しい銘柄選択やエントリー判断基準などの基本知識をしっかり頭に叩き込んでおく必要があるのです。
寄り凸を制すものがデイトレードを制す!
デイトレーダーなら寄り付きのトレード戦略はしっかり持っておくべきです。
このサイトでは寄り凸に関する記事を多数用意していますので、しっかりと頭に入れて自分の武器にできるように頑張りましょう。