株のデイトレードでは資金の流れを意識することが非常に重要です。
IPOが初値をつける瞬間というのは資金の流れが大きく変化するきっかけとなるので必ずチェックしておく必要があります。
初値のタイミングを意識する重要性
デイトレ初心者にとって上場初日のIPOというのは難易度が高いので手を出さない方が良いと以前別の記事で言ったことがあります。
この考え方は今でも変わらないのですが、IPOをトレードするつもりがなくても初値をつける瞬間は必ず把握しておきましょう。
理由として、市場全体の資金の流れを確認するためです。
潮目の変化を把握し資金抜けを警戒
上場初日のIPOというのは基本的に注目度が高いので、IPOが寄った瞬間に資金がIPOに移動することがよくあります。
例えばあなたがに何かしらの銘柄のポジションを持っていたと仮定して、さらに上値が重いとします。
撤退するか迷っていると、そのタイミングでIPOが寄りました。
しばらくすると、ポジションを持っていた銘柄から資金が抜けて急落していきました…。
必ずしもIPOが寄った瞬間に別銘柄がから資金が抜けて急落するとは限りませんが、比較的よくある事例かと思います。
IPOの動向を見ないでトレードすることは、当日の地合いを全く把握せずトレードしているようなものです。
日経平均やグロースなどの指数が弱い日って警戒しますよね?
新規上場IPOがある日は、寄りの瞬間を必ず把握する習慣をつけておきましょう。
初値の瞬間を把握する方法
銘柄を監視する方法としてはチャート監視が一般的かと思いますが、これだけだと寄りの瞬間を見逃す可能性が高いです。
万全を期すために必ずアラートを設定しておきましょう。
アラート機能は基本的に各証券会社のツールに実装されているかと思います。
楽天証券のマケスピ2の場合だと、該当銘柄のアラート価格設定を0円以上にすればIPOが初値をつけた瞬間に音が鳴って知らせてくれます。
上場初日のIPOがある日は事前に必ず準備しておきましょう。