どんな手法でも、上昇局面なのか下落局面なのかなど、その銘柄がおかれている展開によって結果が変わることがよくある。

競馬で例えてみる。ここで、脚質が追込みの本命馬がいるとしよう。


どんなに強い馬でも、馬場状態やレースの展開によっては前に出ることができず、馬群に沈んでしまう可能性はある。


このようなレース展開になると、穴目の先行馬が前残りで勝ち、大方の予想を覆すことになる。


ここまで結果が大きく覆ることはなくとも、展開が些細な変化をもたらすことはごく自然なことである。


自分が今使っている手法、厚い買い板が破られた後に買う手法で言うと、上昇局面では、割れた後の下げが小さい。

逆に下落局面だと、思ったよりも下を掘ってから反転することが多いと感じる。


なので、前後の展開を考えながら引きつけてインするのか、乗り遅れないようにすぐにインするのかを決める必要がある。


微妙な違いかもしれないが、何かの手法を極めるということはこういうことなんだろうと思う。

結局、機械的にトレードするだけでは上手くいかず、裁量でその都度判断することになる。


経験から来る勝つための感覚を養うためにも、毎日相場と向き合っていかなくてはいけないのである。