デイトレでエントリーする時というのは、利益を出せるチャンスが来たと思ったからエントリーするわけで、それは至極当たり前の話であるわけだけど、そのチャンスの中に大小が存在する。

大きなチャンスとは?

自分の思う大きなチャンスとは、より大きく利益を伸ばせる機会のことである。

これでは当たり前すぎて言葉足らずすぎるため少しづつ補足していくと、とりあえずいつもよりロットを上げて取引したい場面である。


最初の建値から少し下がっていくものならば、ナンピンも辞さない構えである。

また、普段はスキャでポジションの保有時間など1分以下のことがほとんどだけれど、この大チャンス到来時に限っては、利益を伸ばすため保有時間を長くしても構わないと思っている。

大チャンスの条件

大チャンスの条件をまとめておく。手法はいつもの厚い買い板ブレイクの逆張りであり、出来高が賑わっている活況銘柄が望ましい。

条件1:上昇中の高値付近に出現した厚い買い板が喰われる

グングンと株価が上昇していっていく中、日中高値付近に厚い買い板が出現。中途半場な厚い板ではなく、他の板より圧倒的に厚ければ厚いほど望ましい。

喰われる瞬間はしっかりと歩み値を確認すること。喰われたと思っても、途中でキャンセルする小賢しい見せ板であることが多々あるのでそこは注意。

条件2:厚い板が喰われた後も大きく下がらず踏みとどまる

厚い買い板が破られると、それを境に大きく下落することは珍しくない。ただ、ここで踏みとどまるということは、つまり、弱くなりがちな局面で弱くない=強いといこと。勇気を出してエントリーしていきたい局面だ。

まぁ踏みとどまるとは言っても、銘柄ごとの板の薄さなどによって反応は変わってくるためちょっと感覚的なところはある。

また、踏みとどまれずに下がっていっても、それはそれでより引きつけていけば逆張りのチャンスもあるのだが、それはまた別の話。

条件3:厚い買い板の下に厚めの板がない

話が前後してしまうけど、最初に出現した厚い買い板のすぐ下にさらに厚い買い板などがないことが重要だ。

感覚的には、天王山である厚い買い板から30ティック以上目立つ買い板がない方が良い。

つまり、この天王山の買い板が破られたらちょっとしたガラが来るかもという不安がある状態がよい。

そんな状態で、厚い板が喰われたけれども踏みとどまったという事実が、買い方に勇気を与えてくれるのだと自分は思っている。

条件4:厚い板が破られた後に最良気配の売り板付近に大きな売り板が出ない

これは一番見逃しがちだが、結構大事だと思う。厚い板が喰われた後も大きく垂れることなく踏みとどまるも上空に大きなフタができてしまうのは暗雲の何物でもない。

もちろん、すぐにその売り板のフタが喰われてやっぱり強かったということもあるにはあるけれど、それは運も絡むことなので、少なくとも大チャンスとは言えない。すぐに逃げれる小ロットならばインしてもいいと思うが。

必要なのほあ少しの勇気

この4つの条件がそろった時の期待値はかなり高いと個人的には思っている。デイトレで一日監視しててもこの大チャンスが来るとは限らないが、一週間の中なら何回か出くわす機会があるだろう。

大チャンスと相対した時、必要なのは少しの勇気だ。

このチャンスをものにしていき、成功体験を積み重ね、トレーダーとして成長していきたい。