2023年3月10日(金)、東証スタンダード市場に上場しているアルファパーチェス(7115)が急騰し、上場来高値を更新した。
アルファパーチェスは間接材の物販事業などを行っており、昨年12月上場後は公募価格を下回る低空飛行が続き、しばらくの間は苦しい展開となっていた。
・日足
地合いが悪い中で逆行高
前日の米国市場はNYダウが500ドル超のマイナスになるなど軟調な展開となり、東京市場もこの重苦しい空気を引き継ぐ格好で日経平均・新興市場の指数共に苦しい下げが続く展開となった。
そんな中、アルファパーチェスは前日終値850円から15円ギャップアップの865円で始まり、9時台で上場来高値を更新。
そこからも粘り強い動きを見せ、大引け間際に高値となる968円をマーク。終値は941円と前日から10%を超える上昇でこの日の取引を終えた。
・アルファパーチェス5分足
前日に株式新聞が注目株として関連記事を掲載
特段急騰するような材料はなかったのだが、前日の夕方頃に株式新聞が注目株として以下の記事を掲載していた。
注目株・アルファパー:保守的計画に増額余地、株価指標は極端な割り負け状態
特定の銘柄を紹介するいわゆる「煽り記事」ともいえる内容のものだが、この記事の存在が株価に少なからず影響を与えた可能性はあり得る。
ましてや時価総額が3月10日現時点で88億円と比較的小さい規模の銘柄ということも急騰を後押し要因といえるかもしれない。
今後、時価総額二桁億円の銘柄を株式新聞が煽り記事で取り上げた場合は、監視リストに入れておくのも良いかもしれない。
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