株のデイトレードで役立つ「連れ高銘柄」の知識についてをまとめました。
テーマ・業種に共通点
株のトレードでは「連れ高」といって、何か共通点のある銘柄の株価が連動して上昇することがあります。
同一テーマの銘柄や同業種の銘柄だったりと共通項は色々とあります。
例えばデータセンター関連の銘柄の場合、さくらインターネットやブロードバンドタワー、データセクションなどが同一テーマの銘柄に該当します。
テーマ株の場合、そのテーマの核となる中心銘柄の動きに連動して関連銘柄が動きだすことがよくあります。
たとえば何かニュースや材料が出てデータセンター関連の中心銘柄であるさくらインターネットが急騰すると、その他の関連銘柄が次々に物色されていき、ブロードバンドタワーやデータセクションなどが追随して値を上げるといった流れです。
連れ高銘柄を狙うにはある程度銘柄の知識が必要なりますが、事前に準備をしていれば当日その界隈に動きがあった時にトレードチャンスとなるわけです。
連れ高する銘柄の共通項はテーマや業種の他にも色々とあり、たとえば業務提携や協業などの材料が直近で出ている銘柄同士の動きが連動することもよくあったりします。
この場合は物色先が複数あるテーマ株の時よりもわかりやすく、片方が動き出せばもう片方も連動していくといった感じになります。
物色のタイミングを見極める
連れ高しそうな物色先にあたりがついたら今後はその売買タイミングを見極める必要があります。
株のデイトレは売買タイミングが最重要事項です。
どのような時に物色先にエントリーすれば良いのかをこれから見ていきましょう。
先導銘柄が連買い・特買いのタイミング
値動きをリードする先導銘柄が連買いや特買いなど買いが殺到したタイミングで他の関連銘柄に資金が向かうことはよくあります。
先導銘柄が特買いになった後にしばらく寄らなかったりすると、他銘柄の物色も強くなる傾向にあります。
先導銘柄の動きをよく監視しながら物色先の売買に活かしていきましょう。
先導銘柄がストップ高にはりついたタイミング
先導銘柄がストップ高に到達したタイミングも関連銘柄に動きが出るきっかけとなります。
実際にはストップ高に達する少し前くらいからじわじわと物色され始めるので、このいわば初動のチャンスは見逃さなよう注意深く監視していきましょう。
注意点としては、先導銘柄がストップ高に張り付いた後も先導銘柄の監視を怠ってはいけません。
その理由としては、この先導銘柄がストップ高から剝がれて急落したりすると、物色されていた関連銘柄も警戒感から資金が抜けやすい傾向にあるからです。
そのため、関連銘柄をトレードしながらもストップ高に張り付いている先導銘柄の板の動向には注意を向けて立ち回っていきましょう。
株価アラートをかけておくとストップ高から下落した時にすぐ気づくことができるのでおすすめです。
連動する物色先は小型株がおすすめ
時価総額の低い小型株の方が株価の反応が敏感であり、物色先の候補としては適切だと私は考えています。
これらの銘柄は、先導銘柄が特買いやストップ高到達など動きを契機に爆発的に株価が反応する傾向にあるため、先導銘柄に大きな動きがある前に関連の小型を先回りして監視 or 事前に打診買いしていたりすると大きな恩恵を受けられることがあるので意識しておくと良いでしょう。
【株デイトレ】初心者の銘柄選びは時価総額を確認するところから始めよう