端的に言えばやらかした。一日での最大損失を大きく更新してしまった。


なぜこうなってしまったかというと、大きなチャンスが来たと思い勝負に出たからだ。少しでも下がったら普段はしないナンピンをしようと思っていて、実際にした。


ただ、大事なことを失念していた。板の形式で言えば間違いなくチャンス形と言える場面ではあったが、チャンスに目が眩み、危険の兆候を見落としていた。


今が自分が使っている手法は、ポジった直後に売り連や特売りになった場合、すぐに逃げることを考えなくてはいけない。


それなのに、逃げる所かナンピンまでかましてしまった…。冷静さを欠いていたと言わざるを得ない。


ポジった後に特売りになってしまった場合、逃げたくても逃げられないことはあるだろう。


ただ今回に限って言えば、一瞬連売りになって少しだけ下がった後に再び連売り→そのまま特売りになったため、一度目の連売りですぐに逃げていればかすり傷で済んだ。


自分が今実戦している手法は、厚い買い板が割れてもそこで踏みとどまっている→強いという理論による逆張りなので、直後に連売りや特売りになってしまうということは、エントリーのロジックが全否定されてしまっているということなのである。


しかも、今回は”前兆”まであった。エントリーする5分前くらいに一瞬だけ特売り気配になった。時間にして5~10秒くらい?だったかと思うが、数ティック下がっただけですぐに特売り気配は解消された。


その時はよく確認していなかったが、おそらく途中で大きな売り注文がキャンセルされたのだろうと思う。


この前兆があった時点で、警戒しなくてはいけなかった。大玉をさばきたい人物の存在がチラついていたからだ。


しかも板薄銘柄だったから尚更のこと…


ただ、恨んでも悔やんでも失った金は戻らない。それに、今回の過ちは遅かれ早かれいつか必ず犯していたと思う。


なので、資金が少ないこの時点でこのミスを消化できたのは好都合だったと思うことにする。


今回は、相場を攻略する上での授業料を払ったのだ。


強がりではないが、今の手法にはそれないに手ごたえを感じている。


今回の失敗を糧に、高みへ目指して精進していこうと思う。