先ほど、母親の松井証券の口座で当選したサクシード(9256)を初値売りするための予約注文を出した。

今年から始めたIPO投資だが、初当選は7月のアシロだったので、約4か月ぶりの当選ということになる。今年の当選回数は結局2回だった。回数的に、そこまで悪くはないのではないかと思う。


さて、明日上場するサクシードだけれど、年末のIPOラッシュということもあり公募割れする可能性もそれなりにあると思う。


なので、当選口座主である母親には当選したことは内緒にしてある。後に関連の郵便物が実家に届きしだいバレることになるのは必然なのだが…。


明日新規に上場するIPOはなんと6社。冷静に考えてヤバすぎる。資金分散は必至。嫌な予感しかしない。


しかも、21日に上場したラバブルマーケティンググループ(9254)が初日で初値が付かず翌日持ち越しになったときたものだから、当日の上場は実質7社ということになる。なかなかのハードモードなわけだ。


サクシード自体は業績も安定しているし、ロックアップや当選数なんかを鑑みても需給はそれなりに絞れている。


地獄のIPOラッシュという修羅の時代ではなく、平常時の安寧の世に生まれることができれば、まず公募割れする心配はなさそうな銘柄だと思う。世が世なら…と後悔する展開にならないよう願うしかない。


もちろん辞退という選択肢も考えたが、奇跡的に手に入れた当たりくじを破り捨て、のちにそれが順当な利益をもたらしていた場合、これはなかなか精神的にくるものがある。度し難い。


なんと言っても、割当率が1%も満たない松井証券で当選したのだ。これを辞退するのは逆に勇気がいるというものだ。


よく当選したよな、本当に。


ただ、公募割れしてしまえば、数少ないハズレくじを引いてしまった不幸な人間になってしまうのも事実。結果がすべて。なかなか残酷なものだ。


21日のIPOは4社上場して2社が公募割れ。勝率は50%。


当日は6社なのでどうなるかはわからないが、おそらく半分は公募割れすると思う。サクシードは本当にわからない。思ったよりも高く寄り付くかもしれないし、少しだけ上がるかもしれないし、公募割れもあり得る。全部のパターンが容易に想像できる。


ただ、これは希望的観測かもしれないけど、公募価格を大きく割ることはないと思っている。考えられる損失は、100株あたり1万円前後かなと妄想。


アシロで得た利益2万5千円以上に損をしなければ、今年の収支はプラスで終えられるので、公募割れしても250円以上初値が下がらないことを祈る。


公募割れした時のことを考えて、初値売りをしない選択肢も脳裏をよぎったが、これはありえない。


21日に公募割れしたIPO2社とも、寄付きからほとんど見せ場なくダラダラ下げているので、この流れを引き継ぐ可能性はある。傷口を広げる展開だけは絶対に作りたくない。


セカンダリーについては極力手を出したくはないが、公募割れスタートしてから自分が良いと思うパターンに入った時に限り、普段トレードしている楽天証券で100株だけエントリーしようと思う。


今回のIPOについて、リクスとリターンのバランス、いわゆる期待値を考慮しても、申し込むべきだと思う。


今後の投資人生において、今回のように迷う場面はたくさんあるだろう。極度に負けることを恐れ、期待値があるのに肝心なところで腰が引けていては勝者にはなれない。


今後の投資人生のためにも、このIPOはしっかりと土俵に立つ。利益が出ればそれも良し、公募割れして損失となったとしても後悔はしない。


期待値があるところでの負けは今後も幾度となくあるだろう。心の耐性を付ける意味でも、今回は良い試練だったと思うことにしよう。


もう、迷うことはない。なにも、怖くはない。



…と、覚悟が決まったはずなんだけど、Twitterでついつい銘柄名をエゴサしてしまうあたり、女々しさは拭えない…。


今日は暖かくして寝ようと思う。