上場直後のIPO、いわゆるIPOセカンダリーの値動きは非常に激しいので、基本的にはスルーすることが多いのだが、いくつかの条件が揃った場合は手を出すのもありだと思っている。


そのエントリー条件を以下にまとめる

  • 公募割れもしくは公募価格からさほど上げずに初値が付いた場合
  • 寄付き直後に勢いよく上昇
  • 寄付き直後の上昇も束の間、VWAP付近まで急落


基本的に初値が高くつきすぎたIPOはスルーが無難かなと思う。

公募価格付近での寄付きを期待しているので、寄り付くスピードは当然早い方がよい。前場の寄付き直後に初値を付けるのがベスト。遅くても9時30分くらいまでには寄り付いてほいい。

特に1.5倍ロックアップのあるIPOは、公募価格付近で初値が付かないと手を出したくはない。


早く寄り付いたIPOは、セカンダリーの上昇を期待して寄りから強く買われる傾向にあるので、寄り付き直後に買うのもありだと思うけど、急落から始まってそこから乱高下するパターンも結構あるからちょっと怖い。

俺の性格的には、寄りから強く買われることを確認してから手を出したい。

時間軸の短いスキャルパーが少し上で利確するのを待って、そこからVWAP付近まですぐさま急落するパターンが最高だ。


VWAPへの急落は、寄り付きから実に10分以内が望ましい。時間をかけてダラダラ下げてVWAPにタッチのパターンだと、リバも弱い傾向にあると思う。


VWAPの位置は、安値と高値の中点よりも下の価格帯にある方が勝率が高い。VWAPの位置が幾分高い場合は、エントリー位置をあらかじめさらに低い位置に設定するのが賢明だ。場合によってはエントリーを見送るという判断も必要かもしれない。


直近のIPOだと以上の条件に当てはまったのがネットプロテクションズHD(7383)とJDSC(4418)だ。

それほどチャンスが多いわけではないけど、条件がそろった時の期待値はなかなか高いと思うので、今後も注目していこうと思う。