決算期のデイトレ値動きの特徴!小型株勢は守備を意識せよ

決算が集中する決算シーズンにおける株の値動きの特徴についてまとめました。

年に4回ある決算期

決算期は2月・5月・8月・11月の年に4回存在し、それぞれの第2週がピークとなっています。

ピーク週の前後の週もそれなりに決算が集中しているため、ざっくりいうと該当月の1~3週間目までが決算シーズンということになります。

決算期の値動きの特徴について

決算期は大型株に資金が集中しやすく、大型株主導の相場となりやすい特徴を持っています。

また、ストップ高銘柄の数も急増し、資金が色々な銘柄に分散しやすいという特徴を持っています。






小型株の難易度が比較的高くなる

決算期は大型株に資金が集まるため日経平均などの指数も上昇しやすくなりますが、反対に新興市場から資金抜けする傾向にあるため小型株の動きが難しくなります。

小型の材料感度も悪くなりやすいため、普段ならストップ高していそうな材料でも決算期ゆえに資金が続かず、途中で息切れして垂れてしまうことも多々あります。

決算銘柄への資金分散も小型株のデイトレ難易度が高めている原因であり、普段から資金の流れを読んでトレードしているトレーダーにはやりづらい環境と言えるでしょう。

普段から小型株をメインに戦っているトレーダーは決算シーズンは絶対に無理をしてはいけません。

平常時とは違うということしっかり認識し、守備意識をしっかり持ってこの時期を乗り越えていきましょう。

バカンスシーズンの5月・8月は特に注意

年に4回ある決算期の中でも5月と8月はそれぞれゴールデンウイークとお盆の長期休暇と重なるためさらに注意が必要です。

ちょうど「セルインメイ」と「夏枯れ相場」にあたる時期ですね。

このバカンスシーズンはザラ場の市場参加者が普段よりも少なるなるため、市場の資金が乏しくなり決算期との重複も相まってトレードの難易度はさらに跳ね上がります。

普段からフルタイムでトレードしている人はこの時期だけは前場でトレードを切り上げるのも良いですし、いっそのこと相場から離れてリフレッシュするのも選択肢のひとつです。

「頑張りが報われにくい時期」というものが存在するということをとくに初心者は知っておくと、年間の成績も安定してくると思います。

ぜひとも頭の片隅にでも入れておきましょう。