【株デイトレ】上場初日のIPOを取引する上での注意点

IPOを初日からトレードする場合に知っておかなければいけない注意点についてを解説しています。IPOが当選して初日に初値売りしたいと思っている方や、初値を付けた後のセカンダリーの動きを狙って取引する方は知っておかなければいけません。

上場初日のIPOは成行注文ができない

東京証券取引所によると、2023年6月23日以降に上場する新規上場株において、初日の成行注文が禁止になるという発表がなされました。

以下は参考リンクとなります。

新規上場日の売買における成行呼値の禁止について

上場初日のIPOに誤って成行注文を入れると以下のようなポップアップが出ます。(楽天証券マーケットスピード2の場合)

成行注文ができないため、初日のIPOはすべて指値注文で取引を行うことになります。

つい最近追加されたルールなのでついつい失念しがちですが、一瞬のトレードをチャンスを逃してしまう可能性もあるため、初日のIPOを取引する場合は忘れないように注意しておきましょう。

ストップ高やストップ安の時の注意点

ストップ高やストップ安した際、本来なら特買いや特売りのマークが板に表示されるかと思いますが、上場初日のIPOは成行注文ができないため、特買いや特売りのマークが表示されずに張り付きの状態となることがあります。

ストップ高の場合はその日の上限の株価に指値の買いが殺到し、ストップ安の場合はその日の下限の株価に指値の売りが殺到する状態となります。

IPOの資金の流れを意識してトレードしている人などは、この見なれない張り付きの状態を見逃さないよう注意しておきましょう。