
どうも、YUNです。
投資の世界では資金が多い方が資産を増やすうえで圧倒的に有利なのは間違いありません。
IPO投資に関しても、数千万~数億円と多くの資金を持っている方が当選確率もあがることでしょう。
しかし、必ずしも資金が少ないからと言ってIPO当選が期待できないかと言われればそんなことはありません。
今回の記事では、元手資金50万円からIPO投資を始めて約3カ月ほどで初当選した実績のある僕が、少ない資金で効率的に抽選を受ける方法・コツについてをまとめています。
少しでも参考になれば幸いです。
入金0円でも抽選を受けられる証券口座から申し込む
初期資金がなくてもブックビルディング申し込みが受けられる証券口座は結構あります。
入金が必要になるのは当選した後になるので、軍資金が少ない人にはありがたい存在です。
以下が条件に該当する証券会社です。
- 松井証券
- SBIネオトレード証券
- 岡三オンライン証券
- 野村証券(ネット&コール)
- DMM株証券
少しでも期待値を上げるために、各証券会社で取り扱っているIPOに全て申し込むと良いでしょう。
ちなみに、僕は野村証券(ネット&コール)でアシロが当選しました。
IPO主幹事の証券口座に資金を優先させる
銘柄ごとにIPOの主幹事を務める証券会社は変わります。主幹事を務める証券会社には当選の割当株数が多く分配されているので、優先的に資金を割り当てるのが吉です。
以下が主幹事を努めることが多いおすすめ証券会社です。
- 大和証券
- 野村証券
- SBI証券
- SMBC日興証券
後期型の証券口座に申し込む
証券会社のIPO抽選には前期型と後期型の2パターンが存在します。
多くの証券会社では前期型が採用されていますが、後期型の証券では、前期型の証券会社の抽選結果が出た後に抽選が行われます。
つまり、前期型の証券会社が落選してしまっても、資金を後期型に移動させてそこで再び抽選を受けることができます。
同一資金でダブルのチャンスがあるわけです!
後期型の証券株式には楽天証券などがあります。
なお、事前のブックビルディング申し込み(資金拘束なし)は前期型と同じタイミングなので忘れないようにしましょう。
前期型の抽選が外れてしまった後、資金を移動させて後期型の口座の本抽選を受けるといった流れになります。
注意点として、後期型の証券では、抽選=購入申し込みとなるので、当選した場合は辞退することができません。しっかり頭に入れておきましょう。
当選辞退するとペナルティーがある証券会社の補欠当選には申し込まない
証券会社の中には当選を辞退すると一定期間IPO申込みができなくなるなどのペナルティーが存在する場合があります。
代表的な証券会社はSMBC日興証券などです。
この辞退ペナルティーのある証券会社で申し込んだIPOが補欠当選した場合、繰り上げ当選を狙った購入申し込みは期待値が低いため、見送った方が良いと個人的に思います。
当選辞退のペナルティーがあるので、補欠から繰り上がるための当選票が流れてくる可能性は低いことでしょう。
特にIPOの多い月では、補欠当選の購入期間と次のIPO抽選の申し込み期間が被ってしまうことも多いです。
期待値の低い補欠当選で資金が拘束されてしまうよりも、次のIPOの抽選を優先した方が良いかと思います。
IPOラッシュでありがたいSBI証券
「抽選申し込みに資金が必要になる証券会社の中からどれか一つを選べ!」そう言われたら、SBI証券を強く推します。
おすすめの理由をあげると
- IPOの取り扱い数が圧倒的に多い
- IPOチャレンジポイントの存在
- IPOラッシュで重宝
IPOの取扱数が多い
ほとんどのIPOはSBI証券から申し込むことが可能。強いてデメリットを言えば、口座開設数が多いので、その分ライバルが多いことですかね。
IPOチャレンジポイントの存在
SBI証券ではIPOが外れるごとにIPOチャレンジポイントが1P貯まります。
SBI証券のIPO抽選枠の中でもチャレンジポイント枠なるものが用意されていて、全体の3割ほどを占めています。多くのチャレンジポイントを使った人から当選していく特別枠となっております。
ポイントの敷居は年々高くなってはいますが、落選してもポイントが貯まるので、抽選申し込みをするモチベーションにもなるかと思います。
チャレンジポイントは当選しない限りなくなることもありません。(チャレンジポイントを使用して補欠当選した場合、購入申込みをしないとチャレンジポイントは消えてしまうので注意)
IPOラッシュで重宝
SBI証券はIPOラッシュで大活躍します!
具体的に説明すると、上場銘柄が同一日に複数あるIPOは当選日も被るため、資金の少ない人がそれぞれ資金を用意して抽選申し込みを行うには限界があります。
ただSBI証券の場合、1銘柄分の資金でも公募価格を超えない範囲ならば、当選日が重複するIPO抽選を全て受けることができます。
この説明だけだと滅茶苦茶分かりにくいので、具体例を出します。
2021年6月はIPOラッシュで、2020年のコロナショック時に上場延期になった銘柄がたくさん上場した月でした。
2021年の6月14日は5つのIPO当選発表日であり、その中で4つの銘柄がSBI証券から申し込める対象銘柄でした。
以下が対象銘柄です。
- アイ・パートナーズフィナンシャル(公募価格3120円)
- アイドマ・ホールディングス(公募価格1930円)
- ドリームベッド(公募価格1460円)
- デコルテ・ホールディングス(公募価格1720円)
通常の証券会社から4つ銘柄すべての申し込みを行う場合、それぞれ100株ずつ申し込むと仮定した場合、82万3千円の資金が必要となります。
これがSBI証券の場合だと、一番公募価格が高いアイ・パートナーズフィナンシャルの分、つまり3120円×100株である31万2千円だけで4つのIPO全ての抽選を受けることが可能です。
これは、SBI証券の資金拘束の判定が抽選日時(当日18:00以降)の瞬間だけに限定されているためだと思われます。事前に資金拘束がされないため、すべて銘柄で抽選判定を行ってくれます。
また、すべての銘柄に落選したとしても、しっかりチャレンジポイントは貯まります。(この例だと+4P)
ちなみに、抽選時に資金が足りない場合は抽選対象外となります。(IPOチャレンジポイントも貯まりません)
まとめ
投資資金が少なくても立ち回り次第でIPOラッシュにもしっかり対応できます。
できるだけ効率よく抽選申し込みができるように、最低でも資金不要で抽選が受けられる証券会社とIPOラッシュに強いSBI証券は口座開設しておくことをおすすめします。
IPO投資において何か気づきなどがありましたら、またシェアしたいと思いますのでどうかよろしくお願いします。
ではでは。